ダブル ヤミカラスパーティ
ポケモン名 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヤミカラス | 威張る | イカサマ | 先送り | 日本晴れ | 進化の輝石 | 悪戯心 |
ラティアス | 流星群 | 癒しの波動 | 威張る | 神秘の守り | ハバンの実 | 浮遊 |
メタグロス | コメットパンチ | 思念の頭突き | 地震 | 守る | ラムの実 | クリアボディ |
ローブシン | ドレインパンチ | マッハパンチ | 岩雪崩 | 見切り | キーの実 | 根性 |
シャンデラ | 熱風 | シャドーボール | トリックルーム | 守る | 気合いの襷 | 貰い火 |
ロトム水 | ハイドロポンプ | 目覚めるパワー草 | リフレクター | 守る | オボンの実 | 浮遊 |
パーティ概要
特性:悪戯心を持つヤミカラスを軸にしたギミックパーティ。
悪戯心を持つポケモンは、補助技を優先度+1で撃てるため、横の並び次第で相手に必要以上の択を迫ることができるという強みがある。
これはヤミカラスも例外ではないため、攻撃的な並びを維持できるように意識。
ヤミカラスを中心に複数の攻めパターンを展開できるようになっており、横に並ぶ2匹のポケモンで
常に相手にプレッシャーをかけられることを目標に構築した。
パーティの参考元→フレデリカさんのブログ
個別解説
ヤミカラス
慎重 167-105-62-*-102-113
輝石込でラティオスの眼鏡流星群確定耐え
このパーティのコンセプトポケモンで、攻めの起点としての役割全般を担う。
そのため隣のポケモンの火力を上げる技を優先的に採用してある。
威張るは、主に物理アタッカーの火力の底上げに使用する。
優先度+1で威張るを撃てる性質上、悪戯心を持たないポケモンと比べてコンボを成立させやすいのが魅力。
また相手に撃つ威張るは、運に左右されるとはいえ相手の妨害に使用できる。
日本晴れは対天候(特に対雨)の要として採用。
手動で天候を切り替えるため、相手の天候変化特性を持つポケモンの交代に合わせやすく、立ち回りを崩しやすい。
当然味方シャンデラの火力増強手段としても使える。
アタッカーに中速が多い性質上、素早さを補助できるギミックが必要であると判断し、今回は先送りを採用した。
威張るや晴れで強化した後のアタッカーが上からの攻撃で何もできずに倒されることを防ぎ、逆に上を取って倒すことができる。
素早さ補助の技として追い風や電磁波もあるが、トリックルーム下でも有効活用できるということ、他の悪戯心持ちが先送りを覚えないということがあり、採用を見送った。
この手の技の性質上集中攻撃になりやすく、それを守られると大きな隙を生じるという欠点があるが、
アタッカーが全員複数攻撃を使えるため、若干デメリットが緩和されている。
以上3つの技はこのパーティに必要不可欠な技であり、残り1枠は自由度が高い。
今回は試験的にではあるがイカサマを採用した。
基本的に威張るでの強化は味方の木の実を消費して行うため、やることやってしまった後に自身が腐ってしまうという弱点を抱えていた。
特に物理アタッカーが消耗した後それが顕著に表れていたため、自身も攻撃役に回ることができるこの技はパーティとマッチしていた。
またこの技も威張ると組み合わせることで、相手依存という条件付きで火力を上昇させることを可能にしている。
優先度0であるため、後述するラティアスの威張る→ヤミカラスのイカサマと繋ぐこともできる。威嚇等による火力の減少もない。
この技があることにより、このポケモンが放置されて腐るということは起こりにくくなっている。
配分はオーソドックスな眼鏡流星耐えで、余り分はSに振り分けた。
これはイカサマを使う時に、相手のメタグロスやシャンデラ等、一部のポケモンに先制できる可能性を少しでも高めるためである。
イカサマを採用しない場合は余剰をBに振るとよい。
ラティアス
臆病 187-*-111-130-150-178
このパーティの物理アタッカーは威張るを受けることを前提としているため、ヤミカラスが早い段階で倒れてしまうと
途端に火力が乏しくなる。そこで第2の威張る要員としてラティアスを採用した。
サポート役ではあるが、相手のドラゴンに上から圧力をかけられる存在が欲しかったので、クレセリアの採用は見送る形となった。
神秘の守りは、威張るを重ねがけする以外にも状態異常対策として必要不可欠な存在。
スカーフを持っていそうなロトム等に対面した場合も、ヤミカラスの先送りとセットで使うことで確実に麻痺を防ぐことができる(ボルトロスの電磁波は除く)。
また重要なのが癒しの波動の存在。
強化後のアタッカーを回復させることができるこの技のおかげで、相手にかけるプレッシャーを持続させることができる。
ただ行動回数を確実に稼ぐことができるわけではない点には注意。
この枠に関しては、電磁波や追い風等も候補となる。お好みでどうぞ。
メタグロス
配分省略
このパーティのメインアタッカーその1。交代から威張るを受けてどんどん殴っていく。
技に関しては優先度の高い技から選択していった結果このようになった。採用理由は以下の通り。
コメットパンチ:龍、クレセリア等への打点。
思念の頭突き:主にロトムや格闘、鋼を半減してくる相手に撃つ。
地震:命中100の全体技ということで安定打点。メタグロスや炎を始め色々な相手に。
バレットパンチを切った理由としては、パーティ全体でロトムやブルンゲルへの打点が不足していたこと、
威張るを受けることを前提としていること、ある程度消耗して一見縛られているような場面でも
先送りや癒しの波動で縛りを解除できる場面が多いことを理由に今回は採用を見送った。
このポケモンに関しては、納得のいくものが見つからなかったため配分を省略した。
相手のメタグロスを倒せるのがシャンデラとこのポケモンしかいないため、同種対決を意識して素早さを上げても構わない。
また、受け出しから展開することが多いため、耐久を重視した配分にしてもよい。
ローブシン
慎重 212-168-115-*-121-65
207-130バンギラス(ヨプ)を2段階ドレインパンチで確定1発
186-80ドリュウズを2段階マッハパンチで確定1発
166-95ユキノオーを2段階マッハパンチで乱数下3つ以外で1発
125-127フロストロトムを2段階マッハパンチで乱数下3つ以外で1発
キングドラの雨珠ハイドロポンプ確定耐え
ラティオスの眼鏡流星群確定耐え
このパーティのメインアタッカーその2。
天候を軸としたパーティは格闘タイプの通りが比較的良いため、攻撃面ではメタグロスよりも刺さる場面が多い。
技や配分は汎用性の高いもので、特筆すべきものはないと思われる。
強いて挙げるのであれば、メタグロスのバレットパンチは採用しなかった一方で、ローブシンにはマッハパンチを採用していることか。
これについては、
・強化後の攻撃がメタグロスに比べて打点が低く、相手を一撃で倒しきれないことが多い
・鋼タイプが付随しているメタグロスと比較した時にどうしても耐性面で不安が残る
・素早さが低い(上の理由と併せて、先送りや癒しの波動等で縛り解除できない場面が比較的多い)
・バレットパンチに比べてマッハパンチは攻撃の通りがいい
以上が採用の主な理由となっている。
シャンデラ
控え目 155-*-111-200-112-126
185-138メタグロスを75%晴れ熱風で確定1発
167-110シャンデラをシャドーボールで確定1発
カポエラーのジュエル不意討ちを乱数上2つ以外耐え
ラティオスの流星群確定耐え
※エルフーンハピナスの使い回し
このパーティの特殊アタッカー。
物理アタッカーが中速で固まっているこのパーティにとって貴重な素早さ補助ギミックを持っている。
トリックルームを持っているにも関わらず素早さが高いのは、必ずしもトリックルームを必要としない構築であること、
通常時にメタグロスに先制して倒すことが主な理由である。
特に2つ目の理由が重要で、メタグロスの項で説明した通りこの構築でメタグロスに打点を持てるのはこのポケモンとメタグロスだけである。
つまりこのポケモンがメタグロスに確実に勝てるポケモンでないと、あまりにもメタグロスが重たくなってしまうのである。
トリックルーム下のメタグロスは、トリックルームを解除して戦うか、ヤミカラスの先送りを搦めて倒すことになる。
先送りを搦めて倒す場合、一方を止めてももう一方の攻撃を受けてシャンデラが動かずに倒されてしまっては本末転倒である。
そのため持ち物を気合いの襷にし、ほぼ確実に1回は動けるように行動の保険をかけてある。
配分は使い回しの為あまり参考にならないが、もしこのパーティを組む機会があれば
相手のメタグロスを意識した配分にするとよいだろう。
(晴れ熱風でメタグロス1発のラインはC198、素早さは意地っ張りバンギラスを意識したメタグロスを抜くために117程度)
ロトム
図太い 156-*-148-135-142-106
167-110シャンデラをハイドロポンプで確定1発
207-120バンギラス(砂嵐)をハイドロポンプで高乱数2発
211-121トリトドンを目覚めるパワーで確定2発
189ハリテヤマのジュエルインファイト確定耐え
ラティオスの珠流星群確定耐え
技構成と配分を見てもらえれば分かる通り、サポート兼パーティの穴埋め役として水ロトムを採用した。
上5匹の段階で、対雨はラティアスとローブシン、そしてヤミカラスの日本晴れである程度対策になっているのに対し
対砂はヤミカラスやラティアスが弱点を突かれ易く、パーティに威嚇持ちがいないため素で打点を通してしまう。
よって最後の枠は砂パを見られるポケモンであることが絶対条件となった。
技に関して、砂パを相手するのに必要なものを優先させている。
目覚めるパワーはトリトドンの前で手も足も出なくなることを嫌って採用した。
リフレクターは威嚇の代わり。ローブシンやラティアスを動かしやすくする潤滑剤となる。
結果的に電気技が抜けてしまう歪な技構成となってしまったが、このポケモンがこなすべき役割は全て4つの技で果たしているので特に問題なかった。
また砂相手に積極的に選出するため、配分もダブルバトルにしては珍しい物理耐久を重視したものになっている。
このパーティの主な戦績
・ローサさん主催の大会(48人規模)ベスト4
以上!